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月別アーカイブ: 2025年6月

Linkのよもやま話~検品~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~検品~

ということで、検品はただの確認作業ではなく、顧客満足度を大きく左右する重要な業務プロセスです。

 

軽配送業では、荷物を「正確かつ安全に届ける」ことが最も重要なミッションです。その中で見落とされがちなのが「検品作業」。


検品とは何か?

検品とは、荷物の「数量・種類・状態」を確認する作業です。主に次の3つの目的があります:

  1. 積み間違い・誤配送の防止

  2. 荷物の破損や汚損のチェック

  3. 受領内容と納品書や伝票との一致確認

軽配送業では、小口配送が多いため、検品の手間を軽視するとミスにつながりやすくなります。


軽配送業における検品の流れ

1. 荷受け時の検品

  • 受け取った荷物の「数量」「ラベル」「伝票内容」をチェック

  • 破損・濡れなどの異常があれば、その場で報告・記録

  • 送り主や元請け業者への即時連絡が重要

2. 積込前の検品

  • 伝票との照合を行い、積み忘れ・積み過ぎを防止

  • 配送順に並べながら、仕分けも同時に行うと効率的

3. 配達前の最終確認

  • 配送先の名前・住所を再確認

  • 商品の外装や状態に変化がないかチェック


よくある検品ミスとその防止策

ミスの種類 原因 対策
商品の取り違え 類似商品の誤認識 ラベル・伝票の二重チェックを徹底
数量違い 手作業の数え間違い チェックリストやバーコード読み取りの活用
破損や汚損の見落とし 外装の確認不足、忙しさによる確認漏れ 荷受け時に写真記録をとる習慣をつける
配達先住所の間違い 手書き伝票の読み違い、デジタル表示の誤操作 アプリでのナビ連携と音声読み上げ機能の活用

検品作業の効率化アイデア

  1. モバイル端末の活用

    • バーコードやQRコード読み取りでスピード検品

  2. デジタル伝票システムの導入

    • ペーパーレス化と誤配送防止に有効

  3. 検品チェックリストのルーティン化

    • 自分用のチェックテンプレートを持つと作業が安定する

  4. 荷主・元請けと連携した品質報告制度

    • ミス報告や破損報告をスムーズに行うフォーマットを共有する


軽配送業における検品は、単なる確認作業ではなく、配送品質を保つための最後の砦です。特に個人宅配やネット通販の拡大に伴い、1件1件の検品精度が業者の評価に直結します。

検品精度を高めることで、再配達・クレーム・顧客離れといった無駄なコストや時間を防ぐことができます。

 

 

 

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Linkのよもやま話~壊れ物注意~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~壊れ物注意~

ということで、配送業者として信頼を維持するためにも、壊れ物の正しい取り扱い方を理解し、実践することが不可欠です。

 

軽配送業では、食品、日用品、電子機器、ガラス製品など、多種多様な荷物を扱います。その中でも「壊れ物注意」と明示された荷物は、特に慎重な取り扱いが求められます。


「壊れ物注意」荷物の特徴とは?

壊れ物とされる荷物には以下のような特徴があります:

  • 衝撃に弱い(例:ガラス・陶器・液晶画面)

  • 温度や湿度の変化に弱い(例:化粧品、医薬品)

  • 傾け厳禁(例:機械部品、精密機器)

これらは、見た目では判断が難しいため、ラベル表示送り状の記載を必ず確認しましょう。


現場での取り扱いステップ

1. 荷受け時

  • 荷主側で「壊れ物」ラベルが貼られているか確認

  • 外装に凹みや変形がないかをチェック

  • 気になる点はその場で写真を撮って記録・報告

2. 積込時

  • 他の荷物の下に置かない

  • 隙間があれば緩衝材や毛布で保護

  • 転倒・転がりを防ぐように安定した配置を心がける

3. 配送時

  • 急発進・急ブレーキを避ける安全運転

  • 配達順を考慮して積み込み位置を調整

  • ドアの開閉時に荷物が崩れないよう配慮

4. 配達時

  • お客様に手渡しする際に、「壊れ物ですのでご確認ください」と一声添える

  • 必要であれば開封確認の立ち会いも提案する


よくあるトラブル事例と対処法

トラブル内容 原因 対処法
ガラス製品の破損 荷台内での転倒や衝撃 滑り止めマット・毛布・固定具を使用する
配達時にクレーム発生 壊れ物ラベルの見落とし 積込時に荷物全体を確認するルーティンを設ける
破損が原因で信頼低下 担当者の不注意や教育不足 定期的な研修・注意喚起ミーティングを実施する

壊れ物配送の現場工夫アイデア

  1. 専用の壊れ物カゴ・ボックスの活用
    他の荷物と分けることで意識が高まり、ミスも減少。

  2. ラベルの貼付位置を標準化
    荷物の上面や側面など「視認しやすい場所」に統一。

  3. 荷台内の配置マップを作成
    慣れたスタッフであっても配置ルールを共有できる。


壊れ物注意の荷物を正しく取り扱うことは、「信頼される配送パートナー」であるための基本です。ミスは一瞬でも、信頼の損失は長期にわたります。全スタッフで情報共有し、細部まで丁寧な仕事を意識することで、クレームの予防と顧客満足の向上が実現します。

 

 

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