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カテゴリー別アーカイブ: 日記

Linkのよもやま話~ドライバー&運行管理~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~ドライバー&運行管理~

軽配送の強さは機動力と現場判断。同じ台数でも、段取りと情報の質で成果は大きく変わります。ここでは、日々のオペを“勝てる型”にするルーティン・ツール・声かけを公開します。


1|朝イチ30分の“勝ちパターン”⏰

  • 並べ替え:積み込みは降ろす順に(右:後、左:先)。箱面に訪問番号・階層を大きく記載。

  • 時間帯タグ:在宅率高い“お昼前・夕方”に住宅密集エリアを配置。

  • 危険予知(KYT):雨・工事・イベント情報を地図にピン。代替ルートを1本用意。

  • 連絡テンプレ準備:SMS・不在票文面を定型化し、1タップ送信に。


2|“再配ゼロ”に近づく10のコツ

  1. 到着前SMS:「この後◯時〜◯時にお伺いします」

  2. 置き配の可否確認:初回訪問で玄関位置・希望場所を聞き取り。

  3. 建物癖メモ:オートロックの呼び出し名、裏口の開錠時間、宅配BOXの位置を地図メモへ。

  4. 部屋番号の視認順:エレベータ降りたら左回り固定で迷いを減らす。

  5. 階段/EVの選択:2〜4階は階段ショートカットが早いケース多し。

  6. 写真PODの習慣:置き配は必ず全体→寄りの2枚

  7. 住所揺れの標準化:「丁目・番地・号」欠落はその場で修正提案

  8. 再配予約フォーム:不在票にQRで翌日の時間帯選択へ誘導。

  9. “あと3軒”ルール:時間帯末尾は近隣3軒まとめ配で戻りを防止。

  10. 週次で“上位不在先”を潰す:TOP10へ時間帯をずらすor置き配承認


3|安全・品質を守る“車両まわり”

  • 積載と重心:重い荷物を前・下へ。天井積みは急ブレーキで危険。

  • タイヤ・ブレーキ:雨の日は車間+1台分。タイヤ溝3mmを切ったら即交換。

  • 保冷ニーズ:夏場は保冷バッグ+簡易保冷箱で品質保持。

  • 清潔感:車内のにおい・埃はクレームの種。箱ふき・手指消毒を出発前ルーティンに。


4|“伝わる声かけ”テンプレ

  • 事前SMS
     「本日◯時〜◯時にお届け予定です。置き配ご希望はこのSMSに“置き配OK”と返信ください。」

  • 不在時SMS
     「お伺いしましたがご不在でした。再配は【◯/◯(火)午前/午後/18-21】から選べます。URL:◯◯」

  • 受け渡し時
     「重いので玄関内にお入れしましょうか?」→体験価値UP、破損防止にも。


5|運行管理:ダッシュボードは“これだけ”

  • KPI:OTD(時間通り率)/再配率/POD回収率/1時間当たり配完数。

  • ヒートマップ:時間帯×エリアで不在多発を可視化。

  • アラート:POD未取得・遅延見込み(渋滞・天候)を自動通知。

  • 業務日報:自由記述は**“事実→所感→提案”**の3行で統一。


6|トラブル対応の型

  • 住所不備:地図・ストリートビュー・近隣表札で照合→必ず訂正案を荷主へ返す

  • 破損疑い:現場で写真→その場説明+PODに記録→倉庫へ即連絡。

  • 渋滞・通行止め:迂回判断→ETA(到着予測)をSMS

  • クレーム:①傾聴 ②事実確認 ③解決策提示(再配・返金・交換) ④POD・時系列を記録


7|稼働を底上げする“身体メンテ”

  • 水分・電解質:夏場は1時間に200ml

  • 腰のケア:積み下ろしの前にヒザ→股関節から曲げる意識付け。

  • 休憩の質:15分×2回のマイクロレストで集中力を維持。


8|明日から使える“配車メモ”

  • ブロック配:地図を4〜6ブロック化→ブロック内で時計回りが迷わない。

  • 集合配送:同じ建物・同じ通りは束ねて最後に一気に

  • ラスト3件の黄金比近×近×遠で遠方戻りの空走を削減。


段取り8割。情報とルーティンが勝ちを呼ぶ

積み方・声かけ・可視化を整えるだけで、再配は確実に減り、1時間当たりの配完数が伸びます。明日から“朝イチ30分の型”と“10のコツ”をチームで共有して、稼働と安全を同時に高めましょう。

 

※営業目的でのお電話・お問い合わせは業務遂行の妨げとなるためお控えください。

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Linkのよもやま話~ラストワンマイル~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~ラストワンマイル~

 

ECやデリバリーの拡大で「早く・正確に・安定して」届くことが売上に直結する時代。軽配送は、小回りの利くラストワンマイル専門部隊として、店舗・オフィス・工場のサプライチェーンを強くします。ここでは、使い分け・失敗しない発注・現場改善の型をまとめました。


1|まず押さえる“配送メニュー”🧭

  • ルート便(定期):毎日/毎週、同コースを巡回。社内便・店舗間移送・部品配送に最適。

  • スポット便(単発):展示会・突発案件・在庫調整の一時増車に。

  • 即日・緊急便:急ぎの修理部品、試作、重要書類など時価価値の高い荷物に。

  • 固定チャーター:時間貸切。荷役や館内搬入、待機の多い現場向け。

👉 現場では**“定期7割+スポット3割”**のバランスが安定。繁忙期はスポット比率を増やして吸収します。


2|コストだけで選ばない:3つの評価軸⚖️

  1. 信頼性(OTD/遅延率):時間通り届くか。

  2. 可視化(POD/位置情報):受領署名・写真・時刻が残るか。

  3. 柔軟性(増車・時間外):繁忙や障害時にどれだけ“伸び縮み”できるか

💡価格は“結果の再現性”に比例。安さだけで選ぶと再配・クレーム対応で逆に高くつきます。


3|“再配ゼロ”の設計:荷主側でできる工夫🧩

  • データの整備:表札なし・部屋番号抜け・新住所の反映。住所品質=到着精度

  • 受け取り施策:置き配指定・宅配BOX・時間帯選択の導入。

  • 梱包の一貫性:サイズ統一→車両積載効率UP、破損・倒れ防止。

  • 引渡し条件の明文化:遠隔現場・商業施設は搬入口・エレベータ台数・受付の所在まで共有。


4|導入の3ステップ🛠️

STEP1. 需要の棚卸し

  • 週別・時間帯別の出荷数、箱サイズ、特記事項(要冷/要開梱/階段搬入)を1か月見える化

STEP2. 方式の決定

  • “平日昼はルート便、夕方と土日はスポット、繁忙期は増車”など時間帯でハイブリッド設計

  • KPI(OTD、再配率、破損率、POD回収率、コスト/件)を契約前に定義

STEP3. 運用の初期チューニング

  • 初月は週次レビューで配達順・時間帯・車両サイズを調整。

  • クレームの一次回答テンプレを共有(後述)。


5|よくある失敗と回避策⚠️

  • 失敗:値段だけで複数社を細切れ発注 → 回避:メイン1社+補完1社で責任領域を明確化

  • 失敗:館内導線の情報不足 → 回避館内図・荷捌き場写真・搬入時間を事前共有。

  • 失敗:繁忙期の“当日増車”依存 → 回避繁忙カレンダー合意&事前確保(キープ)


6|現場が喜ぶ“情報パッケージ”📲

  • 配送指示テンプレ(コピペOK):
     件名:[○/○納品]○○様/案件名
     本文:①納品先住所(建物名・フロア)②担当者名・TEL ③希望時間帯
        ④館内ルール(受付・台車可否)⑤荷姿(箱×○/重量)⑥特記事項(置き配・要身分証 等)

  • PODの標準:署名・時刻・置き画像・相手担当者名。**“誰に・いつ・どこで”**が1枚で分かる。


7|ミニ事例📌

  • アパレル本部→直営店:ルート便+閉店後納品に変更。朝の開梱渋滞が解消、残業▲18%

  • 部品メーカー:緊急品はマイクロハブに集約→最寄り軽バンで即応工場停止リスク低減


“届く体験”がブランドをつくる🌟

配送は単なるコストではなく顧客体験の最後の一手。**設計(方式×時間帯)→運用(テンプレ×可視化)→見直し(週次)**の型で、売上・満足・省人化を同時に叶えましょう。ご相談はいつでもどうぞ😊

 

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Linkのよもやま話~経済的役割~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~経済的役割~

ということで、軽配送業が果たす多面的な経済的役割について詳しく掘り下げます。

 

スマートフォン一つで商品が翌日に届く――そんな便利な日常の裏側を支えているのが、「軽配送業」の存在です。コンビニ配送、ネット通販の宅配、建材や食品の小口配送など、私たちの暮らしと経済活動に密着するこの業界は、単なる運送の一部ではなく、現代日本の経済インフラそのものと言っても過言ではありません。


1. EC市場の成長を支える“物流の毛細血管”

  • ネット通販(BtoC)の急拡大により、少量・多頻度配送が常態化

  • 「宅配ラストマイル」を担う存在として不可欠

  • 送料無料キャンペーン等を支えるコスト最適化の担い手

ECは日本経済の新たな消費軸。その足元を支えているのが、機動力の高い軽配送業です。


2. 雇用創出と多様な働き方の実現

  • 個人事業主・副業・フリーランス・高齢者雇用など幅広い就業形態

  • 全国の中小企業や地域業者による労働市場の吸収

  • 初期投資が比較的低いため、自立就業の入口としても有効

軽配送業は、現代日本の“流動的で多様な労働力”を吸収する経済的セーフティネットの側面も持っています。


3. 地域経済と社会基盤への貢献

  • 地方や郊外の商業機会を支える「物流の足」

  • 高齢化地域での生活必需品配送、買い物支援

  • 医療機関や小規模事業者への即日納品機能

地域密着の配送力は、都市部だけでなく地方経済の活性化・生活インフラの補完として機能しています。


4. 物流産業全体の効率化とコスト分散

  • 大手運送会社の幹線輸送と軽貨物業者の“ラストマイル”分業体制

  • 軽車両の機動性により、狭隘地や短距離の非効率配送を最適化

  • 混載・共配ネットワークの柔軟性向上による配送コスト削減

大・中・小の輸送機能が連携する中で、軽配送業は「最も柔軟な補完装置」として経済的合理性を担っています。


5. デジタル化・テクノロジー普及の起点

  • 配送アプリ・マッチングプラットフォームによる新市場創出

  • GPS管理や配達データの蓄積による都市型物流最適化

  • ドローン・自動配送車導入の実証フィールドにもなりやすい

軽配送業は、テクノロジーを活用した“次世代型インフラ”としての役割も見据えられており、その市場ポテンシャルは計り知れません。


軽配送業は「小さな商い」「単純な運搬業務」に見えて、その実態は日本の経済活動の神経系とも言えるほど重要な存在です。消費、流通、雇用、地域振興、そして物流革新――多くの側面からこの業界の価値は高まっています。今後も、柔軟で多機能な軽配送力は、日本経済の安定と成長を静かに支え続けることでしょう。

 

 

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Linkのよもやま話~多様化~

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さて今回は

~多様化~

ということで、軽配送業の多様化がどのように進んでいるのかを、現場の視点から掘り下げます。

 

ネット通販の普及、少量多頻度の物流需要、そして多様な働き方の浸透。こうした社会変化の中で、「軽配送業」は単なる運送サービスの枠を超え、多機能で柔軟なサービスへと進化しています。個人事業主や中小業者が主役となるこの業界では、業務内容・契約形態・配送手段の多様化が進み、日本の物流インフラを支える新たな柱となりつつあります。


1. 拡大する配送ニーズと業態の分化

  • EC・通販の拡大に伴う宅配・即配ニーズの急増

  • BtoCに加え、BtoB(オフィス、店舗、医療機関等)需要も拡大

  • 定期便、スポット便、ルート配送、企業間契約など多様な契約形態

業務内容は単なる「荷物運び」から、「顧客ニーズに合わせた物流設計」へと進化しています。


2. 働き方の多様化とフリーランス配送員の台頭

  • 個人事業主・副業・定年後の再雇用など、多様な働き方を許容

  • 軽バン一台から始められる低初期投資ビジネス

  • ギグワーク型(アプリで案件受注)と企業契約型の共存

配送という仕事が、“時間と労力を交換する手段”から、“自己裁量のある生業”へと変わりつつあります。


3. 配送対象物とサービス内容の多様化

  • 食品・冷蔵冷凍便対応

  • 建材や部品などの重量物配送(補助道具付き)

  • クリーニング品・医療品・精密機器などの専用輸送

  • 設置・集金・回収などを伴う「付加型配送」

ただ届けるだけではなく、「届けた先で何をするか」まで含めた付加価値競争が加速しています。


4. 地域・インフラとの連携強化

  • 過疎地の買い物代行・薬の配送など、地域福祉型の役割

  • 自治体・医療機関・NPOと連携した公共的配送サービス

  • ラストワンマイルだけでなく“ラスト100メートル”の最適化

地域密着の配送力が、新たな社会インフラの一部として認識され始めています。


5. テクノロジーとの融合と今後の可能性

  • アプリでの案件管理・配達ルート最適化

  • 車両GPS管理、配送状況のリアルタイム共有

  • ドローン配送・ロボット配送など実証実験も進行中

テクノロジーは「人力」に依存してきた軽配送業を、次なる効率化のステージへと導いています。


軽配送業は、モノを運ぶだけの業務ではありません。それは今や、都市と地域、企業と個人を結びつける「社会的な橋渡し役」であり、多様な生活と産業を支える“柔軟な物流力”です。今後も需要の個別化とテクノロジーの発展に応じて、軽配送業はさらに進化し、新しい価値を生み出し続けるでしょう。

 

 

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Linkのよもやま話~検品~

皆さんこんにちは!

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さて今回は

~検品~

ということで、検品はただの確認作業ではなく、顧客満足度を大きく左右する重要な業務プロセスです。

 

軽配送業では、荷物を「正確かつ安全に届ける」ことが最も重要なミッションです。その中で見落とされがちなのが「検品作業」。


検品とは何か?

検品とは、荷物の「数量・種類・状態」を確認する作業です。主に次の3つの目的があります:

  1. 積み間違い・誤配送の防止

  2. 荷物の破損や汚損のチェック

  3. 受領内容と納品書や伝票との一致確認

軽配送業では、小口配送が多いため、検品の手間を軽視するとミスにつながりやすくなります。


軽配送業における検品の流れ

1. 荷受け時の検品

  • 受け取った荷物の「数量」「ラベル」「伝票内容」をチェック

  • 破損・濡れなどの異常があれば、その場で報告・記録

  • 送り主や元請け業者への即時連絡が重要

2. 積込前の検品

  • 伝票との照合を行い、積み忘れ・積み過ぎを防止

  • 配送順に並べながら、仕分けも同時に行うと効率的

3. 配達前の最終確認

  • 配送先の名前・住所を再確認

  • 商品の外装や状態に変化がないかチェック


よくある検品ミスとその防止策

ミスの種類 原因 対策
商品の取り違え 類似商品の誤認識 ラベル・伝票の二重チェックを徹底
数量違い 手作業の数え間違い チェックリストやバーコード読み取りの活用
破損や汚損の見落とし 外装の確認不足、忙しさによる確認漏れ 荷受け時に写真記録をとる習慣をつける
配達先住所の間違い 手書き伝票の読み違い、デジタル表示の誤操作 アプリでのナビ連携と音声読み上げ機能の活用

検品作業の効率化アイデア

  1. モバイル端末の活用

    • バーコードやQRコード読み取りでスピード検品

  2. デジタル伝票システムの導入

    • ペーパーレス化と誤配送防止に有効

  3. 検品チェックリストのルーティン化

    • 自分用のチェックテンプレートを持つと作業が安定する

  4. 荷主・元請けと連携した品質報告制度

    • ミス報告や破損報告をスムーズに行うフォーマットを共有する


軽配送業における検品は、単なる確認作業ではなく、配送品質を保つための最後の砦です。特に個人宅配やネット通販の拡大に伴い、1件1件の検品精度が業者の評価に直結します。

検品精度を高めることで、再配達・クレーム・顧客離れといった無駄なコストや時間を防ぐことができます。

 

 

 

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Linkのよもやま話~壊れ物注意~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~壊れ物注意~

ということで、配送業者として信頼を維持するためにも、壊れ物の正しい取り扱い方を理解し、実践することが不可欠です。

 

軽配送業では、食品、日用品、電子機器、ガラス製品など、多種多様な荷物を扱います。その中でも「壊れ物注意」と明示された荷物は、特に慎重な取り扱いが求められます。


「壊れ物注意」荷物の特徴とは?

壊れ物とされる荷物には以下のような特徴があります:

  • 衝撃に弱い(例:ガラス・陶器・液晶画面)

  • 温度や湿度の変化に弱い(例:化粧品、医薬品)

  • 傾け厳禁(例:機械部品、精密機器)

これらは、見た目では判断が難しいため、ラベル表示送り状の記載を必ず確認しましょう。


現場での取り扱いステップ

1. 荷受け時

  • 荷主側で「壊れ物」ラベルが貼られているか確認

  • 外装に凹みや変形がないかをチェック

  • 気になる点はその場で写真を撮って記録・報告

2. 積込時

  • 他の荷物の下に置かない

  • 隙間があれば緩衝材や毛布で保護

  • 転倒・転がりを防ぐように安定した配置を心がける

3. 配送時

  • 急発進・急ブレーキを避ける安全運転

  • 配達順を考慮して積み込み位置を調整

  • ドアの開閉時に荷物が崩れないよう配慮

4. 配達時

  • お客様に手渡しする際に、「壊れ物ですのでご確認ください」と一声添える

  • 必要であれば開封確認の立ち会いも提案する


よくあるトラブル事例と対処法

トラブル内容 原因 対処法
ガラス製品の破損 荷台内での転倒や衝撃 滑り止めマット・毛布・固定具を使用する
配達時にクレーム発生 壊れ物ラベルの見落とし 積込時に荷物全体を確認するルーティンを設ける
破損が原因で信頼低下 担当者の不注意や教育不足 定期的な研修・注意喚起ミーティングを実施する

壊れ物配送の現場工夫アイデア

  1. 専用の壊れ物カゴ・ボックスの活用
    他の荷物と分けることで意識が高まり、ミスも減少。

  2. ラベルの貼付位置を標準化
    荷物の上面や側面など「視認しやすい場所」に統一。

  3. 荷台内の配置マップを作成
    慣れたスタッフであっても配置ルールを共有できる。


壊れ物注意の荷物を正しく取り扱うことは、「信頼される配送パートナー」であるための基本です。ミスは一瞬でも、信頼の損失は長期にわたります。全スタッフで情報共有し、細部まで丁寧な仕事を意識することで、クレームの予防と顧客満足の向上が実現します。

 

 

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Linkのよもやま話~受け取り確認~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

受け取り確認

ということで、配送業界における受け取り確認方法と、その進化について掘り下げ解説ます。

 

配送は、個人小規模事業など多様配送迅速物流担う業態です。配送業務における「受け取り確認=配送完了確認」は、信頼トラブル防止直結する極めて重要プロセスです。


1. 受け取り確認目的

配送完了確認は、以下よう目的持ちます

  • 荷物受け渡し証明配達・紛失トラブル防止)

  • 顧客安心提供

  • 配送業務可視化・管理

  • 代金引換(引き)など金銭やり取り証明


2. 受け取り確認方法

サイン(署名)による確認

特徴

  • 受取署名または印鑑または端末記入

  • 証拠として効力ある

利点

  • 受取承認明確

  • クレーム対応時に有効証拠

課題

  • 不在確認不可

  • タブレット操作ていない高齢やや不便


写真撮影による確認(配)

特徴

  • 配送完了後、荷物配置状況写真記録

  • 不在や「配」対応時に活用

利点

  • 対面対応可能

  • 証拠として残るためトラブル回避有効

課題

  • プライバシー配慮必要

  • 写真信頼われる場合


専用アプリデジタル確認

特徴

  • スマハンディ端末配送完了ボタン押す

  • GPS、タイムスタンプ、サイン、写真など一元管理

利点

管理者リアルタイム監視可能

  • データとして蓄積れ、分析活用できる

  • 顧客自動通知可能

課題

  • システム導入コスト

  • ドライバー操作教育必要


受取QRコード・バーコード確認

特徴

  • 受取提示するコードスキャン確認

  • セキュリティレベル高い

利点

  • 確実本人確認できる

  • 配送リスク軽減

課題

  • 高齢など、コード提示困難ケース


3. 最近傾向今後方向

対面・接触削減トレンド

  • 新型コロナ以降、配+写真+通知アプリ主流

  • 個人情報管理セキュリティ対策求められる

顧客満足配送負荷軽減両立

  • 迅速正確確認行いつつ、ドライバー作業負担最小限抑える工夫必要

システム連携強化

  • ECサイト・管理システムAPI連携で、一元管理自動化んでいる


配送における「受け取り確認」は、信頼効率基盤です。今後デジタル接触対応より加速し、顧客満足業務効率両立求められる時代なるしょう。

 

 

 

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Linkのよもやま話~重量制限~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

重量制限

ということで、配送における重量制限仕組みその背景についてご紹介♪

 

配送業者は、EC需要拡大とともに年々需要増加ています。しかし、配送可能荷物は「重量制限」設けおり、業者・ドライバー・荷主その基準正しく理解おくこと非常重要です。


1. 配送車両定義

配送使われる車両は「貨物車(バン)」です。

  • 車両重量2,000kg未満

  • 最大積載350kg(検証記載)

  • ナンバー種別ナンバー(営業貨物車)

この「最大積載350kg」が、配送における重要重量制限となります。


2. 重量制限設けいる理由

法令遵守(道路交通法・道路運送車両法)

  • 貨物車両法定積載上限明確定めおり、違反すると罰則(減点・罰金)あります。

  • オーバーすると制動距離増加車体破損など安全上のリスク高まります。

車両構造上の制限

  • サスペンション、タイヤ、ブレーキなど構造350kg以下荷重想定。

  • 過積載車両寿命しくめ、修理費事故リスク増加つながります。

労働安全

  • 荷物積み下ろし作業ドライバー単独われるため、すぎる荷物健康被害労災原因となります。


3. 現場よくある重量オーバー事例

  • 飲料ケース見た目よりく、複数個積むすぐ制限超える

  • 家具・家電一部冷蔵庫洗濯機、金属など

  • 建築資材・工具密度高い金属パーツ器具

対策

  • 荷物ごと重量計測徹底

  • 積載表(マニュアル)作成ドライバー共有

  • 分納・便活用過積載防止


4. 配送業者・ドライバー影響

過積載発覚した場合

  • 行政処分ナンバー取り消し可能性も)

  • 交通違反点数加算・罰金

  • 業者信頼失墜

保険対応影響

  • 過積載状態事故発生すると保険減額・支給なること


5. 荷主注意

荷主も「貨物上限=350kg」という前提理解おくです。

  • 事前重量個数確認

  • 複数便振り分け検討

  • ドライバー無理依頼しない


配送重量制限は「350kgまで」原則あり、法令・車両・安全観点から厳格守る必要あります。
運送業者・ドライバー・荷主三位一体となり、重量制限理解順守することで、事故トラブル未然防ぐこと可能です。

 

 

 

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Linkのよもやま話~確認事項~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~確認事項~

ということで、今回は、配送業務において重要な7つの確認事項を深く解説します。

 

【配送品質は“確認”で決まる】

現場で押さえておきたい配送業における確認事項のすべて

配送という仕事は、一見「荷物を運ぶだけ」のように見えて、その裏側には多くの確認・判断・対応の連続があります。

実際、配送クレームの多くは「確認不足」が原因。
そのため、現場で“当たり前”と思われがちな確認作業を、いかに確実に行うかが品質・効率・安全のすべてを左右します。


配送前の確認事項(積込み・出発前)


✅ 1. 積荷の確認

  • 伝票と実物の照合(個数・サイズ・荷姿)

  • 壊れやすい荷物/温度管理が必要な商品(精密機器、生鮮品など)の確認

  • 着時間指定・置き配指示の有無

📌 「積み忘れ」「違う荷物を積んだ」は最も多いトラブル原因。Wチェック体制が理想。


✅ 2. 配送ルート・納品順の確認

  • 最短ルート or 優先納品順(納品時間指定・交通状況を考慮)

  • 渋滞・通行止め情報、天候予測の確認

  • 高さ制限・車両進入禁止区域の事前チェック

🗺️ 無駄な走行や納品遅延を防ぐには、出発前のルート確認が命です。


✅ 3. 車両点検・安全確認

  • タイヤの空気圧/オイル・水/ライト・ブレーキの確認

  • 荷崩れ防止のためのラッシング・固定具の使用

  • 配送端末やスマホ、電池残量のチェック

🔧 車両トラブル=納品遅延に直結。運行管理者との連携も大切です。


配送中の確認事項(運転・納品時)


✅ 4. 到着前の連絡と現地状況の確認

  • 時間指定がある場合、5〜10分前に到着連絡を行う(企業納品では特に重要)

  • 荷受人の在宅/担当者の確認

  • 現地の駐車位置や搬入ルートの確認

📞 不在や受け取り拒否のリスクを防ぎ、スムーズな受け渡しが可能になります。


✅ 5. 荷下ろし時のチェックポイント

  • 荷物の外装破損/濡れ/荷崩れがないかの最終確認

  • 商品の伝票との照合(バーコード読み取り/手書きサイン対応)

  • 指定場所・方法への納品(置き配・カゴ車入替・棚入れなど)

📦 受け取り側の第一印象は、荷物の状態と応対で決まります。


✅ 6. サイン・受領確認の徹底

  • 受領印・サインのもらい忘れ防止(手書き/電子受領)

  • 時間・受け渡し者の記録(誰に渡したかを明確に)

  • 再配達になる場合の対応(理由/次回希望時間の記録)

💡 これがないと「届いていない」「受け取っていない」というクレームの火種になります。


配送後の確認事項(帰庫・報告)


✅ 7. 帰庫時の業務報告・不備チェック

  • 配送件数・未納品件数の報告

  • クレーム・要望のフィードバック(例:常温品が冷えていた、ドライバー対応が良かったなど)

  • 伝票・納品書・未納荷物の提出/再配達の予定確認

📋 現場の声を次回に活かすことで、サービス品質の改善が可能になります。


トラブルを防ぐ「確認文化」のすすめ

配送業務はスピードが求められる反面、焦りや慣れがトラブルの元になります。
だからこそ、「確認することを習慣にする」ための仕組みづくりが重要です。

■ 現場で実践したい取り組み

  • チェックリストの導入(紙・アプリどちらでも可)

  • 朝礼での指差し確認訓練(ドライバー意識の統一)

  • 教育マニュアルの整備(新人〜ベテランまで基準統一)

  • ✅ 再配達・事故の“原因分析会”でチーム改善

📈 「確認したつもり」から、「確認したという証拠」へ意識を変えるのがポイント。


【まとめ】確認は、“信用”を運ぶための第一歩

配送の仕事とは、単にモノを届けるだけではありません。
それは「信用」「品質」「企業の顔」を一緒に届ける、大切な役割です。

そしてその信頼は、日々の小さな確認の積み重ねで守られています。

  • 配送前の荷物チェック

  • ルートと時間の確認

  • 丁寧な受け渡し対応

  • 報告とフィードバック

このすべてを大切にすることが、「また頼みたい」と思われる配送業者への道です。

 

 

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Linkのよもやま話~再配達管理~

皆さんこんにちは!

合同会社Link、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~再配達管理~

ということで、今回は、再配達が引き起こす問題とその実態、そして配送業者・荷主・消費者が一体となって再配達をどう管理・削減していけるのか?について深く解説していきます。

 

【再配達は物流の“見えない損失”】

配送業の現場から見る再配達問題と、その管理・削減に向けた取り組み

いま配送業界では、「人手不足」「燃料高騰」「荷物増加」という三重苦の中、“再配達”という見えないコストが大きな課題となっています。


再配達とは?なぜこれほど大きな問題に?

■ 再配達とは?

再配達とは、最初の配送時に不在だった荷物を、改めてもう一度届け直すことです。
一見、単なるサービスの一環のように思えますが、物流の現場にとっては大きな負担です。


■ 現在の再配達率(国土交通省調べ)

  • 都市部での再配達率:約12〜15%

  • 地方部での平均:約8〜10%

  • EC購入層(20代〜40代)の高い再配達傾向

つまり、10件に1〜2件は再配達という現実があります。


■ 再配達がもたらす“4つの影響”

  1. 労働負荷の増加
     → 1件の再配達で10〜15分のロス。年間数百時間に相当。

  2. 燃料・車両コストの増加
     → CO₂排出増加にもつながり、環境負荷も高い

  3. 業務効率の低下
     → 他の荷物の配送遅延や、次のエリアへの遅れ。

  4. 人手不足の悪化に拍車
     → ただでさえ厳しい人材確保がさらに難しく。

📦 「無料サービス」では済まされない、“物流コストの無視できない要因”となっています。


なぜ再配達が発生するのか?原因の構造

① 不在時の配達が多すぎる

  • 日中在宅率の低下(共働き世帯の増加)

  • 若年層の再配達依存傾向(時間指定せず注文)

② 配送側の柔軟性不足

  • 細かな時間指定に対応できない体制

  • ドライバーが個別連絡できない

  • 曜日指定などのオプションが有料

③ 情報連携の遅れ

  • 荷主・ECサイトとの連携が不十分(置き配指示やスマホ通知の漏れ)

  • 不在票の確認ミスや紛失


再配達管理をどう改善するか?現場視点での5つのアプローチ

✅ 1. 【置き配・宅配ボックスの普及】

  • マンションや戸建てでの宅配ボックス設置率向上がカギ

  • 利用者に「置き配」の意識づけを行う

  • ドライバーにも置き配ガイドラインの徹底

📦 EC大手では初期設定を「置き配推奨」に切り替える動きも。


✅ 2. 【スマホ通知・チャット連携】

  • 配送予定日時の前日通知・直前通知

  • 不在時はLINEやSMSで再配達手続きリンクを即送信

  • チャットボットによる再配達受付も可能

📲 デジタル化によって、人手をかけず再配達率を低下させることができます。


✅ 3. 【業務システムで再配達データを可視化】

  • 配送管理システム(TMS)にて、再配達件数・再配達時間を自動記録

  • 月別・エリア別に分析 → 対策の重点化

📊 「見える化」することで、教育・体制整備・荷主へのフィードバックが可能に。


✅ 4. 【荷主企業との協力体制強化】

  • EC事業者に対し、「再配達を前提としない配送設計」の提案

  • 購入時点での時間指定義務化・住所不備防止

  • 大口荷主とは共同プロジェクト化する例も増加中

📦 荷主とのパートナーシップが、根本的改善のカギです。


✅ 5. 【ドライバー教育と現場ルールの整備】

  • 再配達対応時の「丁寧な説明」と「対応スピード」

  • 置き配不可時の正確な不在票記入

  • スマートフォン操作・顧客応対のマナー研修

👨‍🔧 ドライバーが“サービスマン”として評価される時代へ。


再配達問題の未来──社会全体で取り組むべき方向性

再配達の問題は、物流業者だけの努力では解決できない社会課題です。
そこで、今後必要とされるのは次のような「三者連携」です

主体 役割
配送業者 再配達を前提としない体制の構築・データ管理
荷主(EC・小売) 配送選択肢の提供・住所/日時入力の義務化
消費者 置き配・ボックス利用・通知確認の協力

また、政府や自治体も、環境負荷削減や交通混雑対策の一環として宅配施策を支援し始めています。


再配達は「工夫次第」で大きく減らせる

再配達は“仕方がないもの”ではありません。
むしろ、業務の効率化・環境対応・顧客満足の向上を同時に実現できる「改善のチャンス」でもあります。

  • アナログからデジタルへ

  • 孤立した対応から連携型の仕組みへ

  • 消費者との共創型サービスへ

物流の未来を見据えるなら、再配達対策は今すぐ始めるべき「最優先課題」です。

 

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